昨日10月11日のケア塾第50回は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の四〜六を読みました。
当初は四〜七の予定でしたが、語るべく話題が多く、七はまた別の回に独立して取り上げることになりました。
本作品が描かれた当時は、銀河は宇宙にたった一つしかないと思われていたこと、スペースシャトルがまだ登場しておらず、機関車こそ「ここではないどこかへ」連れ去ってくれるイメージの存在だったであろうことが話題に上りました。
また、明るすぎる都会の夜空とは違う孤島の夜空のこと。はっきり見える星の明滅、まさに「ミルキー」という表現に納得の天の川、とても美しいお話を聞かせていただきました。
その他、関連書籍としてご紹介いただいた作品などは以下の通りです。
真木 悠介『気流の鳴る音―交響するコミューン』 (ちくま学芸文庫)
宮沢賢治『星めぐりのうた』
次回の開催は11月8日(月)です!
課題図書全文は青空文庫にてご覧いただけます。⇨『宮澤賢治 マグノリアの木』
1回だけのご参加も歓迎です。 みなさまのお越しをお待ちしております。