次回は11月8日(月)の開催 『マグノリアの木』を再読します

昨日10月11日のケア塾第50回は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の四〜六を読みました。

当初は四〜七の予定でしたが、語るべく話題が多く、七はまた別の回に独立して取り上げることになりました。

 

本作品が描かれた当時は、銀河は宇宙にたった一つしかないと思われていたこと、スペースシャトルがまだ登場しておらず、機関車こそ「ここではないどこかへ」連れ去ってくれるイメージの存在だったであろうことが話題に上りました。

 

また、明るすぎる都会の夜空とは違う孤島の夜空のこと。はっきり見える星の明滅、まさに「ミルキー」という表現に納得の天の川、とても美しいお話を聞かせていただきました。

 

その他、関連書籍としてご紹介いただいた作品などは以下の通りです。

鎌田東二宮沢賢治銀河鉄道の夜」精読』 (岩波現代文庫)

真木 悠介『気流の鳴る音―交響するコミューン』 (ちくま学芸文庫

宮沢賢治『星めぐりのうた』

 

次回の開催は118日(月)です!

課題図書全文は青空文庫にてご覧いただけます。⇨宮澤賢治 マグノリアの木

1回だけのご参加も歓迎です。 みなさまのお越しをお待ちしております。

次回は10月11日(月)の開催 引き続き『銀河鉄道の夜』を読み進めます

一昨日のケア塾第49回は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の一〜三を読みました。

研究者にとっても正体不明のものが登場したり、なかなか想像するのが難しい描写が少なくない本作品ですが、「これはなんだろう?」と語り合いつつこれから読み進めていくのが楽しみです。

 

次回は四〜七を読み進めます。

事前に読んで、気になった箇所を調べ、各自3分ほどで発表する予定です。

 

全文は青空文庫にてご覧いただけます。⇨宮沢賢治 銀河鉄道の夜

 

次回の開催は10月11日(月)です!

1回だけのご参加も歓迎です。 みなさまのお越しをお待ちしております。

9月13日はいよいよ『銀河鉄道の夜』を読み始めます!

たくさんの方々に支えられ、「ケア塾茶山」が5年目の節目を迎えようとしています。

 

今からちょうど4年前の9月13日に、第一回ケア塾茶山が盛大に開かれました。2年半(全30回)をかけて、『星の王子さま』を読み切り、そして宮澤賢治との旅がまだまだ続きます。次回からは誰もが一度は耳にしたことのある賢治の代表作『銀河鉄道の夜』を読むことになりました。

 

人は区切りの良い数字を好むようです。一個人にとっての読書会、学術文化事業としてのケア塾茶山、そしてココペリ121自身。4年の歳月を振り返って感じることはきっと多いでしょう。


今後とも、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

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次回 9月13日(月) 『銀河鉄道の夜』を読みます

一昨日の第48回ケア塾茶山では、前回に引き続き、宮沢賢治『なめとこ山の熊』をとりあげました。

発表するパートを予め割り振ってあり、各担当者が調べたことや考えたことなどをシェアしながら読んでいきました。

同じ作品を読んでいても、人によって気になるところや感じ取るものが様々に異なり、新鮮で、興味深い話がたくさんありました。

ご参加くださったみなさま、ありがとうございました!

 

後半は特別企画として、『宮沢賢治 デクノボーの叡智』著者である今福龍太さんのウェビナーをみんなで視聴しました。

upioutdoor.com

 

個人的には、今西錦司さんの思想のお話にぐっときました。

 

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ツマベニチョウ https://www.pakutaso.com/20151126309post-6211.html

 

第49回ケア塾茶山は通常どおり、第2月曜、9月13日(月) に開催します。

次回から、いよいよ宮沢賢治銀河鉄道の夜を読み始めます。

 

全文は青空文庫にてご覧いただけます。

www.aozora.gr.jp

1回だけのご参加も歓迎です。

みなさまのお越しをお待ちしております。

第48回ケア塾茶山 ー宮澤賢治『なめとこ山の熊』ー

 ケア塾茶山の開催が来週に迫ってきました。

 月一ペースで開催してきたケア塾茶山も、次回でちょうど4周年になります。

 

 『なめとこ山の熊』は、人間と他者・自然の「共生」という視座から読むことができる作品でもあります。

 熊崇拝は、クマの生息する北方ユーラシアや北アメリカなど汎北半球的に分布しているといわれています。今回のチラシではインディアンとアイヌの民族儀礼を取り上げております。

 豊かなる古の知恵に触れながら、『なめとこ山の熊』を読んでいきたいと思います。

 

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全文は青空文庫にてご覧いただけます。

www.aozora.gr.jp

 

みなさまのお越しをお待ちしております。

次回8月23日(月) 『なめとこ山の熊』を読みます

昨晩のケア塾茶山にお越しくださったみなさま、ありがとうございました。

宮澤賢治『なめとこ山の熊』を、西川勝さんのお話を差しはさみながら、読んでいきました。

西川さん曰く、
「このお話は小十郎が主人公のように思われがちだけど、やはり主人公は『なめとこ山の熊』でしょう」
とのこと。

みんなでゆっくり読むと、「どうしてこんな風に書いてあるんだろう?」
「なんで小十郎はここでこんな風に感じたんだろう?」
などの疑問がいろいろと湧いてきます。

 

(なめとこ山の熊はツキノワグマだそうですが、下の写真はヒグマかなと思います。)

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PexelsのIbrahim ALbrdawilによる写真


※ 次回は第2月曜ではなく、第4月曜  8月23日(月) の開催となります。※

 

再び『なめとこ山の熊』を、参加者の感想などを交えながら、じっくりと読む予定です。



全文は青空文庫にてご覧いただけます。


『なめとこ山の熊』 

http://
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/1939_18755.html

 
みなさまのお越しをお待ちしております。

第47回ケア塾茶山 ー宮澤賢治『なめとこ山の熊』ー

次回ケア塾茶山開催まであと数日となりました。

遅くなりましたが、次回のチラシをご紹介します。

 

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ロッズオさんより、チラシ制作に際してのコメントをいただきました。

「『なめとこ山の熊』の「狐けん」のところ、ああいう強い言葉で語る賢治は印象的でした。中国の作家でいえば、庶民の世相百態を描ききった魯迅を思い出させてくれたほどでした。それをモチーフにチラシを作りました。」

 

宮沢賢治の、社会の底辺で生きる人々への溢れるほどの慈愛を感じさせるといわれるこの作品を、今こそ改めて読み解いていきたいと思います。

 

全文は青空文庫にてご覧いただけます。

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