2024年4月8日、第73回ケア塾茶山は「飢えの贈り物」を読みます

雨天が続きますね。 そういえば、晩唐の詩人・杜牧に、「清明」と題する七言絶句があります。 清明時節雨紛紛 清明の時節 雨紛紛 路上行人欲断魂 路上の行人 魂を断たんと欲す 借問酒家何処有 借問す 酒家 何れの処にか有る 牧童遥指杏花村 牧童 遥かに指す …

2024年3月11日、第72回ケア塾茶山は「肌の贈り物」を読みます。

床に転がる猫の抜け毛が春を告げてくれています。 暖かくなり、次回からは画面越しだけでなく、会場(茶山kpハザ)でみなさんと触れ合うことができればうれしく思います。第四章「肌の贈り物」を読みます。 今回のチラシでいくつかのインタビュー記事をご紹…

2024年2月12日、ケア塾茶山第71回は「涙の贈り物」を読みます

私は社会福祉士育成コースで特別養護老人ホームで実習を受けたことがあります。入浴現場での実習カリキュラムが組まれていて、それは男性職員まじりの女性利用者の入浴介助というものでした。 午前の時間は比較的に要介護度の高い入居者の入浴になっています…

2024年1月8日、ケア塾茶山は第70回を迎えます

明けましておめでとうございます。 本年も何卒よろしくお願いいたします。 2023年12月11日、第69回のケア塾茶山から、レベッカ・ブラウンの『体の贈り物』を読み始めています。 全身で相手を感じたい。進行役の西川勝先生にも多大な影響を与えたというブラウ…

2023年10月9日、ケア塾茶山特別編(立岩邸にて)

寂寥として秋は深まっていきます。 立岩真也先生が今年7月31日に他界されました。先生を悼念し、生前最後のご著書である『人命の特別を言わず/言う』(筑摩書房)を読むこととなりました。 進行役は西川勝先生です。つながり、つなぐ。特別な回です。ぜひお…

2023年1月16日(月)は宮澤賢治の『春と修羅』-序を読み進めます

">新年明けましておめでとうございます。本年も何卒よろしくお願いいたします。 "> 昨年12月12日に、ケア塾茶山が7ヶ月ぶりに再開されました。宮沢賢治の「春と修羅」の序の三行。じっくりと時間をかけて読んだこの三行は費解な内容なのですが、皆さまでご…

宮澤賢治『春と修羅』12月12日18時30分〜開催です

しばらく休会いたします

いつも当会にご参加くださっている皆さま、また、ご関心を持ってくださっている皆さま、当会はしばらくの間、休会となります。また必ず再開いたしますので、その際にはまたのご参加を心からお待ちしております。 再開日時は未定ですが、こちらでお知らせいた…

6月のケア塾は開催キャンセルです

みなさま、いつもケア塾読書会にご参加ありがとうございます。 諸事情により、今月の読書会の開催はキャンセルとさせていただきます。 いつも楽しみにしてくださっている方々、また来月7月11日にぜひお越しいただければと存じます。 次回のテーマは、 『春と…

次回も『銀河鉄道の夜』4月11日18時30分〜開催です

3月14日も盛会に終わりました。 特に、文学を読み進めながらケアに関することが議論の中心となっていくことにいつも驚くのですが、ケアは根本的には「人と人」の間のことなのだから、当然のことなのですよね。 次回も『銀河鉄道の夜』です。 「九.ジョバン…

次回も『銀河鉄道の夜』3月14日18時30分〜開催です

ケア塾54回は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』後半へ入り、「七」を読み進めましたが、読書会へ入る前に当会チラシをじっくり取り上げました。 ○の中に埋め込まれた言葉を、みなさんはいくつご存知でしょうか? ひとつひとつ、進行役の西川先生が教えてください…

次回ケア塾は2月14日の開催、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』後半です

2022年最初のケア塾茶山は『雁の童子』を取り上げました。 進行役の西川さんが、「でもなぜ『雁』なんだろうか?」と問いかけました。もちろん明確な答えはありませんが、「なぜ他の鳥ではないのか?」など考えることに意味があります。 雁の生態、人との関…

次回は2022年1月17日開催 宮沢賢治『雁の童子』です。

前回12月13日開催の第52回ケア塾は盛会に終わりました。 寒さの深まる中お越しいただきありがとうございました。 次回は1月17日18:30からの開催です。 ※通常は毎月第2月曜日の開催ですが、1月10日は祝日なので飛んで次週に開催です。 次回の作品は、宮沢賢治…

次回は12月13日(月)の開催 『インドラの網』です

11月8日のケア塾第51回は『マグノリアの木』を取り上げました。 非常に印象深いこの箇所について、みなさんはどう感じるでしょうか? 「ええ、私です。またあなたです。なぜなら私というものもまたあなたが感じているのですから。」「そうです、ありがとう、…

次回は11月8日(月)の開催 『マグノリアの木』を再読します

昨日10月11日のケア塾第50回は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の四〜六を読みました。 当初は四〜七の予定でしたが、語るべく話題が多く、七はまた別の回に独立して取り上げることになりました。 本作品が描かれた当時は、銀河は宇宙にたった一つしかないと思…

次回は10月11日(月)の開催 引き続き『銀河鉄道の夜』を読み進めます

一昨日のケア塾第49回は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の一〜三を読みました。 研究者にとっても正体不明のものが登場したり、なかなか想像するのが難しい描写が少なくない本作品ですが、「これはなんだろう?」と語り合いつつこれから読み進めていくのが楽し…

9月13日はいよいよ『銀河鉄道の夜』を読み始めます!

たくさんの方々に支えられ、「ケア塾茶山」が5年目の節目を迎えようとしています。 今からちょうど4年前の9月13日に、第一回ケア塾茶山が盛大に開かれました。2年半(全30回)をかけて、『星の王子さま』を読み切り、そして宮澤賢治との旅がまだまだ続きます…

次回 9月13日(月) 『銀河鉄道の夜』を読みます

一昨日の第48回ケア塾茶山では、前回に引き続き、宮沢賢治『なめとこ山の熊』をとりあげました。 発表するパートを予め割り振ってあり、各担当者が調べたことや考えたことなどをシェアしながら読んでいきました。 同じ作品を読んでいても、人によって気にな…

第48回ケア塾茶山 ー宮澤賢治『なめとこ山の熊』ー

ケア塾茶山の開催が来週に迫ってきました。 月一ペースで開催してきたケア塾茶山も、次回でちょうど4周年になります。 『なめとこ山の熊』は、人間と他者・自然の「共生」という視座から読むことができる作品でもあります。 熊崇拝は、クマの生息する北方ユ…

次回8月23日(月) 『なめとこ山の熊』を読みます

昨晩のケア塾茶山にお越しくださったみなさま、ありがとうございました。 宮澤賢治『なめとこ山の熊』を、西川勝さんのお話を差しはさみながら、読んでいきました。 西川さん曰く、 「このお話は小十郎が主人公のように思われがちだけど、やはり主人公は『な…

第47回ケア塾茶山 ー宮澤賢治『なめとこ山の熊』ー

次回ケア塾茶山開催まであと数日となりました。 遅くなりましたが、次回のチラシをご紹介します。 ロッズオさんより、チラシ制作に際してのコメントをいただきました。 「『なめとこ山の熊』の「狐けん」のところ、ああいう強い言葉で語る賢治は印象的でした…

次回 宮沢賢治『なめとこ山の熊』を読みます

先日のケア塾茶山では、これまで4回かけて読み進めてきた宮澤賢治『ひかりの素足』を読み終えました。 コロナ感染予防のため、パーティションを挟んでの開催でしたが、美味しい食事を囲んで、みなさんと一緒に作品を味わうことができ、とても意義深い時間で…

第46回ケア塾茶山 ー宮澤賢治『ひかりの素足』ー

次回ケア塾茶山のチラシが出来ました。 『ひかりの素足』「四、光のすあし」の章には、孔雀石、真珠、白金、紅宝石(ルビー)、黄金、銀といった宝石や貴金属の名前がたくさん登場し、硬質で美しい極楽世界が描かれています。 よい香りと音楽に包まれ、安全…

次回 宮沢賢治『ひかりの素足』読了予定

先日のケア塾茶山は、緊急事態宣言の影響もあってか少人数での開催となりました。宮澤賢治『ひかりの素足』「三、うすあかりの国」を、じっくりと読みました。 西川勝さんが、板谷栄城『宮沢賢治の見た心象』(1990 NHKブックス)の紹介や、法華経の如来寿量…

第45回ケア塾茶山 ー宮澤賢治『ひかりの素足』ー

次回、ケア塾茶山のチラシが出来ました。 地獄のような恐ろしい世界を子どもたちが鬼に追われていく情景は、 いつか聞いたことのある賽の河原の話を思い出させます。 5月10日(月)は『ひかりの素足』の「三、うすあかりの国」の章を読みます。 みなさまのお越…

次回 宮沢賢治『ひかりの素足』(続き) を読みます

前回、4月12日(月) のケア塾茶山では、宮澤賢治『農民芸術概論綱要』と『ひかりの素足』第二章を読みました。 『ひかりの素足』は読み込んでくる箇所を割り振られていたので、各人が気になったところや調べてきたことなどを共有して話し合い、とても充実した…

第44回ケア塾茶山 ー宮澤賢治『ひかりの素足』『農民芸術概論綱要』ー

次回、ケア塾茶山のチラシが出来上がりました。 もう20年以上も前になりますが、4月に京都で大雪が降ったのを思い出します。 お顔の造作もわからないぐらいのお地蔵さま、 いったいどのぐらいの年月によって削られてきたのでしょう。 まだ色鮮やかな前掛けと…

次回も 宮澤賢治『ひかりの素足』『農民芸術概論綱要』を読みます

三寒四温という言葉がしっくりくるこの頃、昨日はわりと暖かな晩でしたね。 昨晩もケア塾茶山にお越しいただき、ありがとうございました。 前半の1時間で宮澤賢治『ひかりの素足』の第一章を読み、後半で『農民芸術概論綱要』をさらに読み進めました。 『ひ…

第43回ケア塾茶山 ー宮澤賢治『ひかりの素足』『農民芸術概論綱要』ー

2020年9月12日『えんとこの歌』自主上映会 @京都教育文化センター(後編)

久保田テツさんによるアフター・トーク & 立岩先生トーク (ドキュメンタリー映画『こうたにまさあき』、『只いるだけで意味はある ~甲開日記「ALSな日々」』、『眼の言葉』上映終了後) 司会:みなさま、おつかれさまでした。ここで、この3篇の製作者であ…