ケア塾茶山 ー『星の王子さま』を読んでケアを考えるー 第30回

 第30回。春夏秋冬、刹那の如く。

 みなさんに支えていただきながら、きりのいい数字で『星の王子さま』読書会を幕引きにするのは感無量ですね。

 

 今回のチラシですが、少し強引で無茶かもしれないけれど、本来共に歩んでいるはずのない三人を絵にしてみました。

 以下はケア塾茶山の発起人でもある、長見さんが込めている思いです。

 

 私が心残りな人物がまだ3人います。まず、『メリーポピンズ』の作者で、ニューヨークに亡命して来たサン=テグジュペリにシリアスな小説だけでなく児童向けの本も書くように勧めたと思われるパメラ・トラヴァース。

 サン=テグジュペリとどの程度関係だったのか、『星の王子さま』の執筆を始めるきっかけになったと長見は思っていますが、そのことを書いた文献をまだ見つけていません。

 一時的にコンスエロよりも傾愛していた時期があったのかもしれないという私の仮説に西川さんも同調するようなことを言っていました。

 ともかく凄い人です。若い時の舞台女優としての写真は日本語版Wikiにあります。私は『ウォルトディズニーの約束』でパメラを演じたエマ・トンプソンの写真をサン=テグジュペリの写真を挟んでレオン・ウェルトが3人並んで、《大人の友情》というファンタジーをチラシで表現してほしいと思っています。

 

 あなたはどんな思いを馳せて『星の王子さま』を読んでいるでしょうか。

 

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