昨晩も寒い中ケア塾茶山にお越しいただき、ありがとうございました。
宮澤賢治『農民芸術概論綱要』と『農民芸術の興隆』を読み、
みなさまと感想などをシェアできて、とても味わい深いひと時でした。
西川勝さん曰く、
「賢治は僕らにどんなふうに読んでほしいんかな?って考えたら、
ただ単に知識を取り入れてわかった気になるんじゃなくて、
読んでお互いに考えを話し合って、
読むうちにわからんことがどんどん増えていくような、
そんな読み方がええんやろうなって思います」。
わからないことを調べてすぐにわかった気になるのではなく、
わからないという状態を持ちこたえて吟味しつづけていくこと。
特に現代のように情報が溢れている社会においては、それはとても大事なことだと感じます。
今回『農民芸術概論綱要』は読み終えなかったのですが、
次回はいったん別の作品を読んで『農民芸術概論綱要』の続きも読みましょう、ということになりました。
そこで、3月9日(火) 第43回ケア塾茶山では
宮澤賢治『ひかりの素足』と『農民芸術概論綱要』を読む予定です。
全文は青空文庫にてご覧いただけます。
『ひかりの素足』
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/458_19935.html
『農民芸術概論綱要』
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/2386_13825.html
『農民芸術の興隆』
https://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/45631_23910.html
みなさまのお越しをお待ちしております。