次回ケア塾は2月14日の開催、宮沢賢治『銀河鉄道の夜』後半です

2022年最初のケア塾茶山は『雁の童子』を取り上げました。

進行役の西川さんが、「でもなぜ『雁』なんだろうか?」と問いかけました。もちろん明確な答えはありませんが、「なぜ他の鳥ではないのか?」など考えることに意味があります。

雁の生態、人との関わりなどを検討しました。

 

また、

(いいえ、お父さん。私はどこへも行きたくありません。そして誰もどこへも行かないでいいのでしょうか。)

不思議な言葉ですが、みなさんはこんなふうに思ったことはあるでしょうか?

 

また、

(お前はずいぶんむごいやつだ、お前の傷めたり殺したりするものが、一体どんなものだかわかっているか、どんなものでもいのちは悲しいものなのだぞ。)

「いのちは悲しいものなのだぞ」について、みなさんはどう感じますか?

 

(これがお前の世界なのだよ、お前に丁度あたり前の世界なのだよ。それよりもっとほんとうはこれがお前の中の景色なのだよ。)『マグノリアの木』より

宮沢賢治の作品を読むことは、自分にとって「丁度当たり前の世界」がどのようなものなのかということを考えさせられるようです。

 

次回ケア塾は、『銀河鉄道の夜』の後半を取り上げます。

皆様のご参加を心より楽しみにしています。

 

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全文は青空文庫で読むことができます。

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