2023年1月16日(月)は宮澤賢治の『春と修羅』-序を読み進めます

新年明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

 

昨年12月12日に、ケア塾茶山が7ヶ月ぶりに再開されました。
宮沢賢治の「春と修羅」の序の三行。じっくりと時間をかけて読んだこの三行は費解な内容なのですが、皆さまでご自身の宗教観などを語り合いながら考えていきました。

参加者からこのようなコメントをいただいております。

(前略) 

たった3行進むのに2時間30分ほどかけて味わうように、お話しました。

というのも、仏教に起因することが多く、単語一つにしても、その意味を読み解くにはそこに付随する最低限の知識が必要になってくるからです。

最近の若者が映画を2倍速でみる昨今、全くもって痛快なスピードです。

西川さんのガイドによりゆっくり、確かに一言づつ進む、その内容はとても引き込まれるものでした。

 

西川勝先生(進行役)より、丹治昭義著『宗教詩人 宮澤賢治大乗仏教にもとづく世界観』(中央公論社,1996)が紹介されています。大乗仏教の根本的立場から、『春と修羅』が示す賢治の人間観を理論的に考察したのだそうです。

 

さて、次回のケア塾茶山は1月16日(月)に開催されます。
またのご来塾、心よりお待ちしております。