3月14日も盛会に終わりました。
特に、文学を読み進めながらケアに関することが議論の中心となっていくことにいつも驚くのですが、ケアは根本的には「人と人」の間のことなのだから、当然のことなのですよね。
次回も『銀河鉄道の夜』です。
「九.ジョバンニの切符」後半から読み進めていきます。
みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
3月14日も盛会に終わりました。
特に、文学を読み進めながらケアに関することが議論の中心となっていくことにいつも驚くのですが、ケアは根本的には「人と人」の間のことなのだから、当然のことなのですよね。
次回も『銀河鉄道の夜』です。
「九.ジョバンニの切符」後半から読み進めていきます。
みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げます。
ケア塾54回は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』後半へ入り、「七」を読み進めましたが、読書会へ入る前に当会チラシをじっくり取り上げました。
○の中に埋め込まれた言葉を、みなさんはいくつご存知でしょうか?
ひとつひとつ、進行役の西川先生が教えてくださいました。
今日読み進めた『銀河鉄道の夜』には、「イギリス海岸」とされる風景描写が出てきます。
ぼくらからみると、ここは厚い立派な地層で、百二十万年ぐらい前にできたという証拠もいろいろあがるけれども、ぼくらとちがったやつからみてもやっぱりこんな地層に見えるかどうか、あるいは風か水やがらんとした空かに見えやしないかということなのだ。
同じ景色も、人それぞれ違って見える。
知識があればイギリスの海岸にだって見える…としたら、「知」がいかに人生を豊かにするものかと。そんなことを考えました。
次回も『銀河鉄道の夜』を引き続き読み進めます。
日時:3月14日18時30分〜
みなさまのご参加をお待ちしております。
2022年最初のケア塾茶山は『雁の童子』を取り上げました。
進行役の西川さんが、「でもなぜ『雁』なんだろうか?」と問いかけました。もちろん明確な答えはありませんが、「なぜ他の鳥ではないのか?」など考えることに意味があります。
雁の生態、人との関わりなどを検討しました。
また、
(いいえ、お父さん。私はどこへも行きたくありません。そして誰もどこへも行かないでいいのでしょうか。)
不思議な言葉ですが、みなさんはこんなふうに思ったことはあるでしょうか?
また、
(お前はずいぶんむごいやつだ、お前の傷めたり殺したりするものが、一体どんなものだかわかっているか、どんなものでもいのちは悲しいものなのだぞ。)
「いのちは悲しいものなのだぞ」について、みなさんはどう感じますか?
(これがお前の世界なのだよ、お前に丁度あたり前の世界なのだよ。それよりもっとほんとうはこれがお前の中の景色なのだよ。)『マグノリアの木』より
宮沢賢治の作品を読むことは、自分にとって「丁度当たり前の世界」がどのようなものなのかということを考えさせられるようです。
次回ケア塾は、『銀河鉄道の夜』の後半を取り上げます。
皆様のご参加を心より楽しみにしています。
全文は青空文庫で読むことができます。
前回12月13日開催の第52回ケア塾は盛会に終わりました。
寒さの深まる中お越しいただきありがとうございました。
次回は1月17日18:30からの開催です。
※通常は毎月第2月曜日の開催ですが、1月10日は祝日なので飛んで次週に開催です。
青空文庫で全文を読むことができます。
今年も大変お世話になりました。
来年もみなさまのご参加を心よりお待ちしております。
11月8日のケア塾第51回は『マグノリアの木』を取り上げました。
非常に印象深いこの箇所について、みなさんはどう感じるでしょうか?
「ええ、私です。またあなたです。なぜなら私というものもまたあなたが感じているのですから。」
「そうです、ありがとう、私です、またあなたです。なぜなら私というものもまたあなたの中にあるのですから。」
謎の多い作品ですが、
・諒安は修行僧で、その修行過程の話ではないか?
・「マグノリア」というのは、「マグダラのマリア」と関係しているのでは?
など、さまざまな説が出ました。
どの説がもっとも賢治の意図したものに近いか? ということではなく、いろいろな説が出ること自体がおもしろい作品だと感じました。
今回の参考図書は、児玉房子さんのこちらの絵本です。
次回は『インドラの網』を読みます。全文はこちらの青空文庫でご覧になれます。
飛び込み参加も大歓迎です。皆さまのご参加を心よりお待ちしております。
昨日10月11日のケア塾第50回は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の四〜六を読みました。
当初は四〜七の予定でしたが、語るべく話題が多く、七はまた別の回に独立して取り上げることになりました。
本作品が描かれた当時は、銀河は宇宙にたった一つしかないと思われていたこと、スペースシャトルがまだ登場しておらず、機関車こそ「ここではないどこかへ」連れ去ってくれるイメージの存在だったであろうことが話題に上りました。
また、明るすぎる都会の夜空とは違う孤島の夜空のこと。はっきり見える星の明滅、まさに「ミルキー」という表現に納得の天の川、とても美しいお話を聞かせていただきました。
その他、関連書籍としてご紹介いただいた作品などは以下の通りです。
真木 悠介『気流の鳴る音―交響するコミューン』 (ちくま学芸文庫)
宮沢賢治『星めぐりのうた』
次回の開催は11月8日(月)です!
課題図書全文は青空文庫にてご覧いただけます。⇨『宮澤賢治 マグノリアの木』
1回だけのご参加も歓迎です。 みなさまのお越しをお待ちしております。
一昨日のケア塾第49回は、宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の一〜三を読みました。
研究者にとっても正体不明のものが登場したり、なかなか想像するのが難しい描写が少なくない本作品ですが、「これはなんだろう?」と語り合いつつこれから読み進めていくのが楽しみです。
次回は四〜七を読み進めます。
事前に読んで、気になった箇所を調べ、各自3分ほどで発表する予定です。
全文は青空文庫にてご覧いただけます。⇨宮沢賢治 銀河鉄道の夜
次回の開催は10月11日(月)です!
1回だけのご参加も歓迎です。 みなさまのお越しをお待ちしております。