2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

「どこ迄が動物でどこからが植物であるか」

11月も最終日となりました。コロナウイルスという目に見えない小さな存在に翻弄されながら、2020年が過ぎ去ろうとしています。 宮沢賢治『ビジテリアン大祭』に「一体どこ迄が動物でどこからが植物であるか」という命題が登場します。 この問いに「なるほど…

第40回ケア塾茶山は宮沢賢治の「ビジテリアン大祭」(2回目)

昨日はご参加ありがとうございました。 西川勝さんナビゲートのもと、『ビジテリアン大祭』の冒頭部を読みました。 鍋をつつきながら、私たちと食べ物との関わりについて話し合い、楽しく興味深い時間となりました。 次回(第40回)12月8日(火)は『ビジテリ…

もんでん奈津代さんインタビュー ~賢治作品の英訳にあたって~ その3 (最終回)

もんでん奈津代さんに、宮澤賢治の短編を英訳するにあたっての思いなどをお尋ねしています。連載3回目、最終回です。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 賢治の作品は私がこれまで英語で表現し…

第39回ケア塾茶山 ー宮澤賢治『ビジテリアン大祭』ー

中秋の名月

今年の中秋の名月は十月一日。日本ではすすきを飾ったりお団子を作ったりしてお月見を楽しみます。 一方、中国の中秋節といえば月餅ですね。この間、月餅は月信仰で月神にお供えするためのものなのかという質問をいただきました。 そうですね...とても遠い昔…

もんでん奈津代さんインタビュー ~賢治作品の英訳にあたって~ その2

もんでん奈津代さんに宮澤賢治の短編を英訳するにあたっての思いなどをお尋ねし、全3回の連載でお届けします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ それまで日本に住んでいて、「世間の人々には、自分は…

もんでん奈津代さんインタビュー 〜賢治作品の英訳にあたって〜 その1

ココペリ121学術・文化部門では、ケア塾茶山読書会で取り上げられた宮澤賢治の短編を英訳する試みを始めています。 訳者のもんでん奈津代さんは在野の南太平洋生活研究家であり、ここ15年ほどは南太平洋の島国ツバルと日本の間を行ったり来たりしながら、ツ…